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無駄を作るのが資本主義

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無駄を作るのが資本主義資本主義とは、大量生産、大量消費、大量廃棄など、「無駄を作ること」を意味します。オーストリア出身の経済学者、シュンベーターが豊かさを「経済は女工さんに絹の靴下をはかせること」と表現したのは有名な話ですが、まさにその通りなのです。
日本でも戦前、織物工場などで働く女工さんが大勢いましたが、彼女たちは安い賃金で働かされた……。しかし、戦後は違いました。日本の高度成長にともない、日本全体の給料が上がり女工哀史などは遠い昔の話になりました。
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ストッキングを当たり前のように履くようになったころから、日本も豊かになったのです。少し荒っぽい言い方ですが、資本主義は企業活動によって成り立っているとも言えます。言い換えますと、資本主義の推進役が企業です。
企業は、資本市場(株主)から資金を調達して、商品を作り、利益を出して株主に配当するなどによって利益を還元する。企業は利益を出す経営、マネジメントをしつつ、成長、持続的発展を目指すというのが共通のコンセプトです。ですから、資本主義を考えた場合、「企業とは何か」という問題にぶつかるのです。
単純に言いますと企業行動は、企業間競争をしながら大量にモノを作り、大量販売をすることに存在理由があるとも言えます。このようにみてくると、そうした大量生産、大量消費、大量廃棄の資本主義と環境経営は矛盾するのではないか。環境に配慮する経営は成り立たないのではないか。また、資本主義の終罵を迎えるのではないか。言い換えますと、資本主義の自由マーケット下で成り立っている企業はどこにいくのだろうか。そんな素朴な疑問すら浮かんでくるのです。
これは「男の行く末」という有名なジョークと一緒だな(笑)。どういう意味かと一言守えば、男の人生は、フラフラ「どこに行くんだろう」といわれる人生?
(1)小さいときは母親に、この子は将来どこに行くんだろうと言われて、
(2)結婚して奥さんに、この人はこれからどこに行くんだろうと言われ、
(3)引退後はこの人は、どこを俳個するんだろうと心配され、
(4)葬式では「この人は、この後どこに行ってしまうのか」と参列者に言われてしまう。
いったい二一世紀の企業はどこにいってしまうのでしょうか。

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