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カネ!カネ!カネ!

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「トラトラトラ」は、太平洋戦争の始まりである日本軍の真珠湾(パールハーパー)攻撃の成功を伝えた電信です。意味は「ワレ奇襲ニ成功セリ」、有名なこの題名の映画もありました。
今の時代に置き換えると、「カネ、カネ、カネ」と言うのではないでしょうか?
ところで、経済には実物経済(Real Economy)とマネー経済(Monetary Economy)があります。実物経済は、実際、物を買ったり売ったりするときに使う、目に見えるお金のやり取りです。一方、マネー経済は、投資などお金を増やす目的で行うお金のやり取りを言います。
つい二O年ぐらい前までは、実物経済が経済でした。しかし、今は逆転し、マネー経済のほうが、なんと実物経済より一ケタ大きいと言われています。まさにマネl時代と言われている所以なのでしょう。
さて、カネ、カネ、カネの「お金の奇襲攻撃」ですが、どうなるのでしょうか。トラ、トラ、トラの太平洋戦争では、日本はボロ負けしましたが。
と言うことで、「お金が洪水のようにあふれる」時代が来ました。空前絶後と言われています。あくまでマクロ的な話です。
たとえば、日銀券の発行残高(お札)は、一九九O年が三三兆円だったのに、二OO八年には七四兆円にもなり、二O年近くで倍以上も発行残高を増やしています。あのバブル最盛期と言われた時期の倍です。
そのうち、かなりの金額がタンス預金に眠っているとも言います。

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