[業種が近くても、人間が違うと、ビジネスの成功は難しい]
――ソフトウェアメーカーの経営と失敗
カラオケと同時に立ち上げたのは、財務ソフトの開発でした。これは、第二の矢ですかね。LAN上で使用できるソフトのはしりの商品で、当時の財務ソフトとしては、ちょっとした優れたできばえでした。
「これで、上場できる」などと不遜なことを考えていましたから、正直バカだよね。これも計画がアバウトすぎましたね。ソフトの開発って、とても金がかかります。当時でも、毎月何百万とかかりまして、まず金が持ちませんでした。
それと、財務会計のソフトですから、本業と近いと思ったのが、浅はかだった。商品は本業と似ていても、人間が違う。ソフト開発の技術者は、会計人とまったく、違う人間でした。宇宙人と会話しているようで、まったく管理ができなかったなー。
本業と近くても、人間が違うと、ビジネスの成功は難しい。この仕事で学んだ教訓です。
カテゴリー: 第二ステージ 飛躍と混迷の一〇年
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