[共感]

 

――二一世紀を制覇する企業に必要なもの?
一九九〇年にアルビン・トフラーが、「パワーシフト」という有名な本を書きました。「二一世紀は、知力、情報力を持つものが、最もパワーをもつ」という説でした。(『パワーシフト‐21世紀へと変容する知識と富と暴力〈上・下〉』・アルビン・トフラー著・中央公論新社)
歴史的に見ますと、まず軍事力、次に、経済力、このように権力の源泉が移ってきまして、そして知力、情報力です。
でも、どうでしょうか? もうそれだけでは、パワーが保てるんでしょうか? 
次のパワーが出てきましたね。ご存知のように、ソーシャルメディア(SNS)です。
Twitter、Facebook、そしてLINE、オバマは、Twitterで勝利しましたし、Facebookは、アラブの春を演出しました。LINEの勢いもとどまるところを知りません。
ソーシャルメディアのパワーは、一言で言いますと、「共感」です。(『ソーシャルシフト』斎藤徹著・日本経済新聞出版社)
分かり易く言いますと、グーグルは「知識」そしてフェイスブックは、「共感」です。
これができる組織が、二一世紀を制覇する?
これは、私の仮説です。

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